今年みたアート展示の中で最も印象に残っているもの ミッシェル・ブラジー展。
アート展は、会場に入った瞬間に「うわーっ。」ってなるモノもあるし、最初の印象がとても静かなモノも。ミッシェル・ブラジー展は後者。でもとても印象深く、また見たいと思う。この展示、通りがかりのメゾンエルメス8Fフォーラムで鑑賞。
直前に福山で会った友人が「今、一番楽しいのはへんてこ植物に水をあげる時間。」って言うのを聞いて、「すごいな、へんてこ植物の魅力。」って思ったばかりだったので、スニーカーやコーヒーマシーンから植物が生えてるポスターを見て、「これは入らねば。」と。
エルメスの8階の展示はものすごく良いものを、いつも無料で見せてもらえるのですが、入るのに、かなり勇気が必要ですー。エルメスですもん。
入り口のドアマンに扉を開けてもらって、お買い物中のお客様の横を抜け1階の一番奥のエレベーターで8階へ。狭めのエレベーターの中ではシーっと大人しく、&ドアが開いたら展示会場のスタッフに丁寧に迎えられ、場違い感が半端ないです。('◇')ゞ
でもこの展示、良かったー。エルメス、ありがとー。
グラスに注がれたワインが染み込む壁
カタツムリとの共同作業
■ミシェル・ブラジー Michel Blazy
モナコ生まれ。フランス・パリ在住。1990年代よりキッチンの日用品や自宅の庭で採取した植物などを用いた作品を制作。ユーモアを織り交ぜた詩的な表現で、自然とテクノロジー、有機物と人工物といった相反するものを調和させる世界を提案している。